コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

新生活

約一年間お世話になった、彼と暮らした家を出て実家に帰ってきた。「寂しい」なんて言ってられるくらいの余裕があるうちはきっと大丈夫だろう。 私は割と弱い一面が多く、取り戻すことのできない小さな物一つ一つに気持ちを寄せて生きている。そこまで器用に…

最近は仕事から帰ると疲れてすぐ布団に入ってしまう。そんなに忙しいわけでは無いけれど、体を起こしてることが億劫で布団に入る。 耳の中がずーっとごろごろ言ってて気になり始めた二週間。原因を調べると耳の中に虫が入っているとか中耳炎の前兆だとか、恐…

しごおわ

通信制限がかかって何もできないし、持ち歩いてる本は面白くないから全然読んでない。いざという時に本を持ち歩かないくせに、どうでもいい時に重い荷物を背負ってる。 今日は仕事でバカな失敗をしてしまった。そのおかげで仕事が増えて、ヒーヒー言いながら…

いろんな愛の形や人の価値観や、優しさがそこにあるんだろうな。それでも私は自分の足で生きていかなくちゃいけないのだよね。 でも、今日もらった言葉の中で「別に自分から辛い道へ進まなくてもいいんだよ。辛いことは必然的に訪れるんだから」という言葉の…

むかしばなし いかり かなしみ

Macから懐かしい写真が出て来た。2年前の今頃の写真だ。こんな写真をいつの間に撮ってたのかな?と全然記憶にない。 あの頃も今と同じように、目に焼き付けるほど物件の掲載を見て死に物狂いで一人暮らしを計画していた。今と同じように恋人と暮らしていた頃…

抜け穴の探し方 心の赤ん坊

みんなどうして悲しいことがあったとき、変わらずに動き続けられるんだろう?立派だね。全てを投げ出すことなく、何があっても生きるために生活水準を保つことできる強さ。すごい ってずっと思ってた。いつも悲しいことや嫌なことがあると、全てを捨ててもう…

今日も今日とて、仕事をそつなくこなして、定時に上がりクタクタの体を引きずって家路に帰る。電車の中では安西水丸の本を読みながら、通勤時間さえもいまは楽しめる心の余裕を持っていると思う。 最寄りの駅について、ふと財布の中を確認して落胆したり。家…

涙の話をもう少しだけしてみようと思う。 悲しむべきところで私はずっと泣けなかった。きっとこの状況で泣いたら、この時間は変化を加えられると思い泣くことが多々あったんだ。そう、それはまるでほしよりこの作品に出てくる「逢沢りく」という作品に登場す…

ハイライト

慣れない仕事は毎日覚えることがたくさんあって、疲れるような気もするし、勉強することがたくさんあるから楽しい気もする。 職場ではWindowsを触って帰宅してからはmacを触っているので、頭が混乱しそうになる。キーボードの変換の文字列がたまに分からなく…

自己の中の柱

今のわたしは八割がプライベートに重きが向けられていて、些細な物事のもつれを許容できる代わりになるものがない。 もし仕事を始めたら、私は仕事のことを考えるだろう。きっとたくさん勉強をするだろう。仕事に重きを向けれることができれば、人生は楽にな…

私は生きる

明日は入社オリエンテーション。人生はじめてのオフィスワーク。社会人という名に一歩近づく瞬間。 なにもない、生産性のない私は、それでも曖昧な自分の中の何かを信じて生きてきたつもりだった。それは自分の中のものを信じることではなくて、ただ逃げてば…

あなたの記憶の中に私はもう居ないけれど

なかなか実家に帰ることもできず、タイミングもあってしばらくの間祖母に会うことができなかった。 今年は彼女に会いに行こうと、「明けましておめでとう」を伝えに会いに行った。久しぶりに見るおばあちゃんは随分小さくなっていて、あの頃の活気はもう失わ…

2016年

2016年 出会いも別れもあった一年だった。それはきっと去年も同じようなことだったと思う。 年明けは大好きな人と一緒に新しい年を迎えた。 2016年当初はセブンイレブンでバイトに奮闘し、中国人店長と折り合いが合わずにドロップアウトをしたり。 新しい仕…

彼女たちの苦しみと他者

メンヘラという名前の閉鎖病棟があるとするならば、俗に言うメンヘラと呼ばれる少女たちはそこに閉じ込められている。一時退院や入退院を繰り返すもの居れば、いつまでも其処に身を染めてしまうものもいるだろう。 「一時退院おめでとう」 少し気持ちが向上…

時の流れ

「あ、恋人に振られて一緒に泣いた人だ」 見ず知らず彼は、あの時電話越しで一緒に泣いた人だった。 私が彼と別れた直後の話。 好きな人に振られた悲しみで空虚な気持ちを抱えながら、人知れず真夜中にインターネットの掲示板に書き込みをして誰かの反応が帰…

長いようで短い、夜の足踏み

鳴り響くEDM。見知った顔に、薄暗い店内、タバコの匂いと女の子たちの賑やかな笑い声が聞こえてくる。 真っ黒いレースのドレスに身を包み、濃いめの赤を唇に乗せて気持ちを引き締めてお客さんの座るテーブルに向かう。 「しほです。よろしくお願いします」 …

不安への旅立ち

退屈な毎日を覆すために、私は荷造りをして部屋の掃除をする。きっと明日からご飯を食べないだろうし、毎日健康的にプールへと通うことになるだろうと思う。彼からもらった度入りの水中眼鏡はなくしてしてしまったので水中に潜ることはできないし、水中から…

枕を濡らす

彼はそう言った。 勢いあまって飛び出した私の足は小田急線の新宿方面へと乗り込む。彼のもとへ到着するのは23時を回ったころ。真夜中の小田急線はのんびり新宿へと私の足を運ぶ。二か月ぶりの彼との再会。 突然飛び出したその身体は身だしなみもまともでは…

幸せを大切に持ち歩いて

最近はずっと天気が悪いね。雨ばかりで、晴天の空を忘れてしまいそうだよ。ここのところは毎日せわしなく働いている。休日の心地よさや時間の流れも忘れてせっせと身を粉にして、働き眠って生活しているかな。とても健康的だよ。 君の生活はどうですか。わた…

リストカット

夏の終わり 最近は天気があまりよくなく、雨の日々が続いているようで。このまま夏が終わってしまうかと思うと、少し心残りを残しながら新たな季節への導きに少しだけワクワクしています。 職場での話。 同じ痛みを抱えた女性の多い職場では、時たま私の腕の…

痛み

「ねえ、もう」彼女はそう言って私の身体を強く抱きしめた。何事かと思うと、私のボロボロの腕を見て、すごく悲しそうな顔で強く抱きしめてくれた。 「社会の中にはこれを否定する人もたくさん似るけど、味方もたくさんいるから無理しちゃだめだよ。もうやっ…

仕事 人間 相性

人の痛みというものはとても奥が深い。 一昨日帰宅してから私は腕を切った。明確に言えば、手の甲をだ。 日によって客の質は変わるし、個々の人格やキャラクターを確立しなければやっていけないキャバクラ譲。「君はまだ自分のことをわかっていないよ」と言…

キャバクラ体験記

火曜日の夜七時。 今日は平日出勤。平日なのでお客さんは週末にくらべて酷く少なく、女の子の人数もだいぶ減っている。七時になると同時に店内の照明は暗くなりクラブミュージックが響き渡る。 顔に沢山穴の開けた華奢なボーイが店内の音楽を徐々に上げてい…

涙が出た。いや、正確に言えば涙が出るほど綺麗だった景色だと言えるだろう。二度目に訪れるその景色はやはり、一度目に訪れた時と同じ思いのまま眺めた。 少しタバコを吸って、家族や自分の心の話をした。「あなたが少しでも元気になれるといいね」と言葉を…

他者と自己 穴の開いたバケツ

「俺は、自分の兄弟が腕を血まみれにしたり自殺未遂うを繰り返したりしているのはすごくいやだ」と彼は言った。 私の弟は高校二年生の16歳で、彼はまだ幼いながらにたくさんの物事を抱えて生きている。自分の兄弟がことあるごとに家を出ては戻り、食を失い…

言葉は料理 自己のユートピア

必要があればいつだって嘘をつくし、私が捨てたいときモノを捨てる。 打ち明けてしまえば壊れるものであるのなら簡単に打ち明けて、すべてないものにしてしまえる。簡単に手に入るものはすぐに壊れる。それは人間関係においても同じだ。 私自身がとても簡単…

デパス200錠

みんな輝かしい日々を送っているし、それを求めて死に物狂いで何食わぬ顔で生きている。私はそれを横目に、6畳半のガンプラとサブカル入門書漫画が並べられたワンルームでうつ病をを患った男の子と毎日キスをしながら暮らしてる。日々はオシャレに彩られない…

「ごめんね。そんなに、あなたの心の中で悩みを抱えていると思わなかったよ」と後ろから囲われるように抱きしめられた時に。其れ等は義務的な何かでしかないのに愛を感じた。 私が被害者になれた時、初めて加害者に対して愛情を感じる。誰かによって傷つけら…

過程

「もうあんたのことを私たちは支えきれないよ」とお母さんは泣いた。 死にたいとお母さんの前で大泣きした23歳。ソーシャルネットワークから身も心も離脱して、私は数少ない友人の中で死亡説が流れることを信じて。 彼氏と別れて、同性解消をして実家に帰…

わたし

私も多分そこら辺に転がってる女の子となにも変わらなくて、全特別じゃない。いい意味でも悪い意味でも。 きっとステレオタイプに押し込められて片づけられてしまうような人間なんだ。 悪いことじゃないよ全然。 普通に恋をして、付き合って、別れて、男の子…