コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

2016-01-01から1年間の記事一覧

2016年

2016年 出会いも別れもあった一年だった。それはきっと去年も同じようなことだったと思う。 年明けは大好きな人と一緒に新しい年を迎えた。 2016年当初はセブンイレブンでバイトに奮闘し、中国人店長と折り合いが合わずにドロップアウトをしたり。 新しい仕…

彼女たちの苦しみと他者

メンヘラという名前の閉鎖病棟があるとするならば、俗に言うメンヘラと呼ばれる少女たちはそこに閉じ込められている。一時退院や入退院を繰り返すもの居れば、いつまでも其処に身を染めてしまうものもいるだろう。 「一時退院おめでとう」 少し気持ちが向上…

時の流れ

「あ、恋人に振られて一緒に泣いた人だ」 見ず知らず彼は、あの時電話越しで一緒に泣いた人だった。 私が彼と別れた直後の話。 好きな人に振られた悲しみで空虚な気持ちを抱えながら、人知れず真夜中にインターネットの掲示板に書き込みをして誰かの反応が帰…

長いようで短い、夜の足踏み

鳴り響くEDM。見知った顔に、薄暗い店内、タバコの匂いと女の子たちの賑やかな笑い声が聞こえてくる。 真っ黒いレースのドレスに身を包み、濃いめの赤を唇に乗せて気持ちを引き締めてお客さんの座るテーブルに向かう。 「しほです。よろしくお願いします」 …

不安への旅立ち

退屈な毎日を覆すために、私は荷造りをして部屋の掃除をする。きっと明日からご飯を食べないだろうし、毎日健康的にプールへと通うことになるだろうと思う。彼からもらった度入りの水中眼鏡はなくしてしてしまったので水中に潜ることはできないし、水中から…

枕を濡らす

彼はそう言った。 勢いあまって飛び出した私の足は小田急線の新宿方面へと乗り込む。彼のもとへ到着するのは23時を回ったころ。真夜中の小田急線はのんびり新宿へと私の足を運ぶ。二か月ぶりの彼との再会。 突然飛び出したその身体は身だしなみもまともでは…

幸せを大切に持ち歩いて

最近はずっと天気が悪いね。雨ばかりで、晴天の空を忘れてしまいそうだよ。ここのところは毎日せわしなく働いている。休日の心地よさや時間の流れも忘れてせっせと身を粉にして、働き眠って生活しているかな。とても健康的だよ。 君の生活はどうですか。わた…

リストカット

夏の終わり 最近は天気があまりよくなく、雨の日々が続いているようで。このまま夏が終わってしまうかと思うと、少し心残りを残しながら新たな季節への導きに少しだけワクワクしています。 職場での話。 同じ痛みを抱えた女性の多い職場では、時たま私の腕の…

痛み

「ねえ、もう」彼女はそう言って私の身体を強く抱きしめた。何事かと思うと、私のボロボロの腕を見て、すごく悲しそうな顔で強く抱きしめてくれた。 「社会の中にはこれを否定する人もたくさん似るけど、味方もたくさんいるから無理しちゃだめだよ。もうやっ…

仕事 人間 相性

人の痛みというものはとても奥が深い。 一昨日帰宅してから私は腕を切った。明確に言えば、手の甲をだ。 日によって客の質は変わるし、個々の人格やキャラクターを確立しなければやっていけないキャバクラ譲。「君はまだ自分のことをわかっていないよ」と言…

キャバクラ体験記

火曜日の夜七時。 今日は平日出勤。平日なのでお客さんは週末にくらべて酷く少なく、女の子の人数もだいぶ減っている。七時になると同時に店内の照明は暗くなりクラブミュージックが響き渡る。 顔に沢山穴の開けた華奢なボーイが店内の音楽を徐々に上げてい…

涙が出た。いや、正確に言えば涙が出るほど綺麗だった景色だと言えるだろう。二度目に訪れるその景色はやはり、一度目に訪れた時と同じ思いのまま眺めた。 少しタバコを吸って、家族や自分の心の話をした。「あなたが少しでも元気になれるといいね」と言葉を…

他者と自己 穴の開いたバケツ

「俺は、自分の兄弟が腕を血まみれにしたり自殺未遂うを繰り返したりしているのはすごくいやだ」と彼は言った。 私の弟は高校二年生の16歳で、彼はまだ幼いながらにたくさんの物事を抱えて生きている。自分の兄弟がことあるごとに家を出ては戻り、食を失い…

言葉は料理 自己のユートピア

必要があればいつだって嘘をつくし、私が捨てたいときモノを捨てる。 打ち明けてしまえば壊れるものであるのなら簡単に打ち明けて、すべてないものにしてしまえる。簡単に手に入るものはすぐに壊れる。それは人間関係においても同じだ。 私自身がとても簡単…

デパス200錠

みんな輝かしい日々を送っているし、それを求めて死に物狂いで何食わぬ顔で生きている。私はそれを横目に、6畳半のガンプラとサブカル入門書漫画が並べられたワンルームでうつ病をを患った男の子と毎日キスをしながら暮らしてる。日々はオシャレに彩られない…

「ごめんね。そんなに、あなたの心の中で悩みを抱えていると思わなかったよ」と後ろから囲われるように抱きしめられた時に。其れ等は義務的な何かでしかないのに愛を感じた。 私が被害者になれた時、初めて加害者に対して愛情を感じる。誰かによって傷つけら…

過程

「もうあんたのことを私たちは支えきれないよ」とお母さんは泣いた。 死にたいとお母さんの前で大泣きした23歳。ソーシャルネットワークから身も心も離脱して、私は数少ない友人の中で死亡説が流れることを信じて。 彼氏と別れて、同性解消をして実家に帰…

わたし

私も多分そこら辺に転がってる女の子となにも変わらなくて、全特別じゃない。いい意味でも悪い意味でも。 きっとステレオタイプに押し込められて片づけられてしまうような人間なんだ。 悪いことじゃないよ全然。 普通に恋をして、付き合って、別れて、男の子…

きっと今ある結果や出した答えはあまり利口じゃないと思っている。私自身がどうあるべきことが一番の幸せなのかについて考えれば、答えは一つしかない。ただそれを遂行するにはまだ未熟すぎる。先のことはわからないどう生きたらいいのかについて明確な答え…

話をします

熱が出ました。久しぶりに38.6度の熱が出て、体の節々がミシミシと痛めつけられ、鼻の中にドロドロとした液がたまり、声はカスカスになり、心細いあまりにお母さんが東京までわざわざ来てくれました。解熱剤を飲んだら少しらくになったのでハムサンドを食べ…

とても長い、です。日記

私の恋人は月に一度夜勤があるのだ。その日はどうしたって一人の夜を過ごさなければいけない。何時だって良い匂いのする、優しかったり不機嫌だったり様々な色を見せる、白くて骨っぽくて滑らかな肌触りの生き物は隣にいない。昨晩、恋人は夜勤だった為に一…

泣くことも、引き止めることも、何をすることもすべてダサいって分かってる。悲しいときは涙が出るし、手放したくないものは幾らでもある。それがどうしてそこまでして手放したくないのか上手く説明は出来ないけど、きっと日々の積み重ねの中で深いところま…

きょうのことをわすれぬうちに

朝起きると、何故が裸で、彼に体を沿わせて少し艶かしい気持ちに彩られるも、彼は仕事に出かけて。お布団の中に潜っているとゴミを出そうと思い外に出たはいいものを収集車が行ってしまったようで戻ってきた彼(確かで曖昧)が枕元に来るとキスをしてくれたよ…

知られる自己

誰が悪いとか、悪くないとか、そういう話でもなくて。最近は写真ばかり撮っている。それが良いとか悪いとか、つまらないとか面白いとか、そんなことはどうでもよくて。自分が観た世界を見たいように捉えられた形がそこに残せることが一番の醍醐味であるとい…