コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

2014-01-01から1年間の記事一覧

充血

毎日働いてる。何食わぬ顔で。ご飯を食べてる。何食わぬ顔で。東京の外れにあるセブンイレブンの店員。働き始めて数ヶ月。一年の引きこもりニート生活を経て社会復帰へ。接客にムラがある。気分がいいときは満面の笑みで丁寧に。だいたいは、何か不満を抱え…

深淵の淵をなぞる

痛みは悲しくて苦しい。いろんな物事に目を背けて、自分を守り続けてきた。頭の中での私は天才で奇才に溢れた人間だ。それらは世に流れることなく自己の世界に浸って陶酔する。安心感という自己満足に包み込まれ、大切な感情さえ緩い世界に溶けて衰退する。…

赤い三本の線

毎日文章を書く。書きたくないと筆を投げてしまっても、なぜ文章を書いているのか?と問いただしたくなっても、私には文章を書くことしかできないんだ。些細なことでも、徒然なる日々も、どんな文章の在り方でもいい。私は文章を書かなければならい。いろん…

三大欲求

努力は嫌いだ。基本的に、何に対しても受動的に生きている。怠惰な感情が染み込んで、能動的に行動する機能が衰退している。ご飯を食べることは好きだけど、見境なく沢山の食べ物を買い込んでは食べきれなくなって、悔しくて無理やり胃に詰め込み悲しみが込…

チンプンカンプン

違う違う、本当はもっと違うんだって、否定して生きてる。肯定なんて出来やしなさいサ。じゃあ、何が本当で何が嘘なのか右も左も分からないのにふらふらおぼつかない足取りで、それでも前に進まなくちゃいけないんだよね。知ってるよ。毎日泣いてる。悲しい…

見る 出会う 体験する

デザインフェスタで出会ったエロ漫画の鎧。このブースでは、いつかだか自分の性器の型取りのデータを3Dプリンターのデータで配布した某アーティストの真似事をしていた。膣の内部構造を3Dプリンターで型取り500円で配布していました。現役女子高生50人に書い…

生きてる

実家は優しくて暖かい家族は少し距離を置くと仲良くなれる。私たちはやっと、仲の良い他人になることが出来た。隅々まで整頓された自宅。当たり前のように食卓に並べられる美味しいご飯。家族の声。我が物顔で寝そべる猫。たまに帰れば「お夕飯はあんたの好…

楽しいと、美味しい

これからどんどん冬が深まっていく。夜に飲み込まれていくんだ。夕暮れになんの思い入れもないけど、勝手にノスタルジックな気持ちに浸っちゃうな。不思議だな。10がつ28にち数ヶ月ぶりに、小学生の頃から付き合いのある古い友達と遊んだ。10年来の付き合い…

モノ時間

お金がないという多幸感が此処にある。少ないお給料の中で一ヶ月をどう生き抜き、尚且つ将来のために貯金を蓄えるにはどうすれば良いのか?計画性を持って限りある経済状況の中で自分に必要な、本当に欲しいと思えるものだけを買う。沢山お金を持っていれば…

コンドーム

新しい靴下を履くと心が気持ちがいい。しっかりとしたゴムが足を包み込んで、履き古されていない新しい生地の独特の感触を楽しむ。まるで心も新品に入れ替わったような調子。朝、目が覚めれば横で寝ている31歳の男はどこか不機嫌そうで、目覚めの一言目は「…