コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

よかった

ああ、全然ダメだと思ってた。毎日ほんとうに辛かった。どんどん知り合いは増えていくけど、懐かしい時間の事実はかき消されていって何処に自分が立ってるのかわからなかった。所々で欠けていく日常の些細な記憶も気に止めることなく歩き続けてた。

でも久しぶりに懐かしい人から連絡が来たり、ちゃんと自分を知っている人が、覚えていてくれる人がいるんだって思うと安心するな。

 

誰かに忘れられて、ダメになることを望んでたけど、本当は全然ダメになりたくなかったよ。ずっと覚えていて欲しかった、ずっとダメだけど、ちゃんと誰かの中で生きてたかった。よかったなあ…