コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

そうだな

私がずっとずっとダメなのは知ってる。頑張ろうと思って歩いてみても、途中で道草を食って飽きて、迷子になって泣いてるんだもん。

バイト中、男の子がレジの前でずっと泣いてた。そばにいた母親は知らんぷりでお会計を続ける。彼が泣く理由は何か納得のいかないことがあるようで、いや、どちらかといえば自分の思い通りにならないことに対して感情のコントロールが出来ずに憤慨して泣いているように見えた。
痛いくらいに彼の気持ちが伝わってしまった。自分の思い通りにいかないもどかしさや、突き付けられてしまった現実の中で変化しようのない事実に対して途方に暮れる。一方では怒りと悲しみの双方が100と100で押し寄せてきてしまう。そういう時は本当に苦しくて混乱してしまう。どうして人はこんなにも全力でマイナスの感情を駆り立てることができるだろうか?と驚くほどに。弾かれた何かは、自分では止めることが出来ずに、四方八方に無闇矢鱈に、感情の暴力が飛んでいっては報われることなく死んでいく。

去年、入院していた閉鎖病棟の先生に言われたこと。「例えて言うなら君は赤ん坊だ。赤ん坊は自分の思い通りにならなければ納得がいくまでずっと泣き喚き続けるんだ。我慢ができない。感情のコントロールが上手くいないのというのはそういう点だろう。でもね、赤ん坊だって成長するんだ。いつか君も大人になるよ」

私はいつになったら大人になることができるのだろうか。このままずっと子供のまま、いろんな失敗を繰り返して、何事も最終的に納得のいかないまま終わってしまうのだろうか?

それは、なんだかとっても、やだなぁ