コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

疲弊

朝起きれば知らない男の子が寝てる。

まいにち知らない男の子を家に連れ込み、酒を飲んで、最後は一緒に寝て、朝になったら何事もなかったように解散してる。どこにも行くあてがない感情は亡霊みたいに成仏できないまま、わたしの周りをうろうろしてるよ。

 

どこに向かって走ってるのか全然わからない。仕事も楽しくないのに、仕事をしてるときが一番きもちが楽であることも事実。上司にボロクソ怒られたとしても、社内にいることが怖くて喫煙所で泣きながらサンドイッチ食べることも、すべてを許容できる気がする。

誰かの都合で動かされたり、裏切られたり、傷つけられたり、人間だから悲しいことはたくさんあるよ。でも一つの物すべてに感情の振り幅を背負わせると、キャパシティがすぐいっぱいになる。いまはコップになみなみの水を溜めて、もう溢れ出しそうなギリギリのところを歩いてるんだ。ある意味、それらがあふれ出ないよう器用に歩いてる証拠なのかもしれない。

 

来週はお盆休みだね。連休は鎌倉に帰って羽を伸ばして、すこし物事と距離を置きたいな。東京の生活は時間の猶予があまりなくて、いつもなにか追われている人たちばかりだから、見落としてる大事な世界がたくさんある。まずは忘れてきた大事なものを拾い集めるためにも、お盆はゆっくり家族がつくったうまい飯を食う。