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コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

アップデート

いま私に必要なものは、少ない友人と、なりとみさんと、優しい家族と、不細工な飼い猫と、少しのミュージックと多くの書籍と、写真を撮るための時間と、たまに絵を描くために必要な紙とペン。多くの物はきっと必要ない。物が無限に溢れていくごとに様々な事柄が不透明になっていく。

心のプライベートさえ惜しげもなく不特定多数の人間に公開しては、覗き見できてしまう時代。

知る必要のなかった情報さえ無差別に垂れ流されて、本当に知りたかった真実さえも不確定になっていく。情報量が多ければ、処理能力も確実性を問われる。心の処理能力はキャパシティーを超えるといろいろな物事をおざなりにして打開策を見出していく。心の動作をスムーズに動かすためは多くの不要なファイルを消去して、軽くしなければならない。何を消去して何を残すか。

様々な情報や機能をダウンロードしても、容量には限界がある。心も一緒だ。

 

多くのものが溢れると、それだけ物事をおざなりにして、合理的に時間は進んでいく。向き合うべき物事に対しても、処理能力が追い付けずに新しい情報がどんどんダウンロードされて塗り潰され上書き保存されていく。古い情報はあっという間に掻き消されてしまう。

多くのものは必要ないね。選択肢は多ければ多いほど、良い事かもしれないよ。一つの概念に囚われることなく、様々な物の見解を目にして己の答えを導き出していくように。多くのものを見て、多くのものを感じ生きていくことは大きな成長に繋がる。新しい出会いや瑞々しい出会いは時に糧となる。

どれもこれも間違いじゃない。限られた物の中で自分が何を大切にしていくべきなのか向き合うことができる。様々な情報に押し寄せられて上手く整理が出来ないあまり、新しい情報にばかり囚われて大切な物をおざなりにしてしまったときは、いま此処にあるべき最低限のものに目を向けてみればいい。きっと多くの物は必要ない。人はそこまで器用な人間じゃない。時間が掛かってもいいよ。納得がいくまで今ある情報量の中で少しずつ処理していけばいい。アップデートはもう少し後でも大丈夫だよ。