コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

好きな人間

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いつも口の端に歯磨き粉のカスが付いてる。笑うと大きな前歯が主張して、寝てる時はウォンバットみたいな顔してる。怒った時も少しウォンバットに似てるね。

不器用なりに、真っ直ぐに生きてる。曲がったことが嫌いなのに不謹慎なことは大好きだよね。足掻きながらも、傷跡を残すために手探りで血まみれの指先で触れようとしてる。

その眼に映る確かな一瞬の景色を逃さないために、レンズを除く表情はすごく真剣で息を飲むようだ。心臓の脈打つ音が、五月蝿くて、こちらの鼓動まで震わせる。

くだらないことですぐ怒るよね。変なプライドが爆発した時は、まるで目隠しされたまま50メートル走を迷わず全力で駆け抜けているみたいにネジが外れるよね。

その優しさを振りかざしてたくさん傷ついてきたボロボロの心は、擦れた摩擦で一瞬の熱を持ってるよ。

 

やらしいっていうよりエッチって言葉が貴方には似合うと思うよ。

 

いろんな物事を120%の吸引力で引き寄せて咀嚼する力は、時に恨めしさを感じるよ。取り込んで離さないように、抱き締めてる。人や物を光の光線のやうに真っ直ぐ突き刺すのに、向こう側に突き抜けていく。

ご飯を食べる時は10回くらいしか噛まなくて、カチカチとはを嚙みあわせる音を奏でているね。死ぬ前は塩むすびとおにぎりが食べたいって言ってたな。淡白な味覚と胃袋は、ゴールだけをて目指して突っ込んでる。

その割に食べられない野菜を頑張って挑戦する姿は、小さい子供ではない証拠だね。

 

誰かを許すことを知っているあなたは、少しずつ誰かに許されていることも美味しく咀嚼できるよ。

どうか、その力強い呼吸と足取りで、たまにステップを踏みながら歩き続けて。たまには息をついて休みながら、大好きなラムネとマシュマロを食べよう。そしてご褒美にはトンカツをおなかいっぱい食べて、全速力ではなく、慎重に、穏やかに、確かに2人で足跡を残していこうよ。

 

貴方とワタシは一緒に苦労をするべき人間だ。これからも阿吽の呼吸で、たくさん傷つきながら這い蹲っていこうね。

 

たまに後ろを振り向いて、優しく手を振ることのできる人になろう。愛してるぜメーン

 

糞食らえバーカ

いろんな鬱憤が溜まってる朝だな。何がこんなにも納得いかなくて、どうしたら納得いくのかわからない。もしかすると、ただ怒りたいだけの気持ちが強いのかもしれない。そして「ごめんなさい」と心の底から懇願するような叫びが聞きたいだけなのかもしれない気がする。

 

25歳にもなって、人付き合いで上手く立ち回れないことが多い。こんなにも人に言いたい放題言葉を述べるのは久しぶりだな。今までだったら気持ちが萎縮して、あちらに非があっても謝り続けてどうにか気持ちを沈めることだけに意識を集中させていた。

 

でも、今はそうじゃない。間違ってること、納得のいかないこと、それらをきちんと述べられるものが目の前にある。互いの行き違った気持ちを擦りよせながら歩いていく努力をしていけるでしょう。

 

ただどこかで、なぜワタシだけこんなに大人の素振りをしなくてはならないのだろう?とも考えることがある。お互いが気持ちよくいるために相手を立てながら言葉を交わしても、上手く届かないことがある。その一瞬だけでこちらの小さい器が音を荒げて壊れていく気がする。どうして仲良くなろうと努力をした言葉に対して、打ち砕くような台詞で突き返してくるのだろうと疑問が頭をめぐる。

 

相手に対する言葉の配慮というものは、感情的になるとすっかり忘れてしまう。そこでヒートアップして、誰かが傷ついたり、傷つけられたり、許したり許されたりを繰り返す。ワタシはどれほど相手を許せる度量を用意しているだろうか?定かじゃないな。まだまだ子どもだよ。

 

だから一生懸命に紡ぎ出した言葉の羅列を無下にしないで欲しい。しかし、これ以上何かを述べても、いまは届かないことを知っている。いつまでたっても心の憤りに対して、文章を書くという手段でしか消化できない25歳も考えものだな。

 

あの時の怒鳴り声も、体良く用意された過去の出来事も、いまのワタシは許せないでいる。無理に許して優しい顔をするなら、許せる距離まで離れることも正しい選択だ。思った以上に自分がしょうもないことで根に持つタイプなんだって、笑っちゃうね。

 

人の欠点は時間をかけても治らないところは多くある。それはワタシに然り、誰かに盛り。それを許す手段として、好きになれる距離まで離れることも答えの一つでしょう。

 

もうこれ以上、しょうもないことが発端で起こった無駄な時間に気持ちを費やす必要はないよ。ワタシはそこまで馬鹿じゃないし、他にやることはたくさんある。

 

声を荒げることも、心が擦れることも、不満を抱くことも、不安になることも、ぜんぶ大っ嫌いだよ。糞食らえバーカ

 

ワタシは貴方と同じ墓に入りたい

感情が爆発して前のめりになったその時、もう止められなかった。誰が悪いわけでもないのに、気持ちばかり進んで、その崖の淵まで走っていくことは容易いことではなかった。

心に突っかかった感情が吐き出て、止まることを知らなかった。「やっぱり君はダメだったね」と、その言葉に恐れるばかりで、ことの発端や真意の経緯など、感情に目隠しされてうまく歩けなかったかもしれない。

 

ずっと誰かに言葉を吐き続けることが怖かった。自分の怒りや感情に自信がなかった。己の言葉さえ信用できず、真実という架空の世界から生まれたような言葉にいつも頭を抱えていた。ワタシの言葉はいつだって、誰の胸にも届かなかったでしょう。

 

それは届かないと同時に、相手の言葉も遮られた茨に跳ね返されるばかりで。届けられた言葉たちは報われることなく、報うことなく空中分解するばかりだった。その中にはきっと、多くの大切な言葉が落ちていたと思う。見て見ぬ振りをして、目を背けて歩いていたはずなのに。

 

抑えられない感情をそこに現れた人間にぶつけた。きっと論点もずれていたし、言葉がどれほど届いたかも定かでない。それでも電話越しに聞こえる「うん、うん」という静かな相槌は、深淵に落ちた悲しみを少しずつ引き上げてくれるようだった。

きっと今までのワタシだったら、傷つける言葉や二度と元に戻ることのできない棘をやみくもに振り回して殺し続けていた。自分の口から出る言葉の端々が、其れ等がうまく形になっているかは分からない。それでも自分なりに形を整えながら不器用に、そう彼がいう「しおりちゃんは不器用なりに」という言葉を借りるなら。留まることの知らない感情の波に溺れながら、貴方を理解しようとする気持ちが確実にあった。

 

こんなに多くの言葉を並べても、きっとそれは「彼の方が大人だな」と言ったら終わってしまう。要約すると、ワタシは子供で、人へ自分の感情をぶつける方法を知らない。ぽっと出で溢れた言葉はきっと不恰好で情けなくて、理不尽な形をしたおぼつかないものだったと思う。それでも彼は真剣に、咀嚼しようと、静かに頷いた。

そして彼の口から出る感情の露呈が、やっとここに届いた。

 

ずっとわかったような顔をして生きてた。誰の言葉も本当は届いていなかった。人の悲しみも苦しみも痛みも、心の底から悲しむことなどできなかった。それでも出てきた貴方の感情一つ一つはとても新鮮で、熱かった。ここにちゃんと届いています。

 

電話の最後で言った彼の「ごめんね」と「愛してる」そしてこらからも末長くよろしくね、と添えられた少しぎこちない、引き止める言葉。ワタシは不器用だから「こちらも突っかかることはあるだろうけど、これからもよろしくね」なんて意地悪な言葉が出た。少し困った風に笑いながら、おやすみ。

 

ワタシは多くの物事や振り幅を彼という男にぶつけているかもしれない。端的に言えば、「甘えてる」という表現にとても近いものだよね。「好きだ、嫌だ、」などの瑞々しい感情全てがダイレクトに伝わって、伝えながら、2人の時間が確実に刻まれていく。過ぎた時間は過去じゃなく、常に脈打って血が流れてる。ワタシたちの過去も未来も、2人の関係性が心臓だとしたら、その経過する時間は血液で、ずっと循環してる。鼓動が進むたびに、少しずつ終わりを迎えるために、新しい扉を開いて始まりを築いていく。それでこそワタシたちは2人で一人前なのだから

 

彼との時間は、脈打つ心臓を突き動かす大事な血流なんだよ。それらが止んでしまったその時、ワタシたちは一つの終わりを迎えて、死を迎えるだろう。

 

この鼓動を絶やさないためにも、ワタシは貴方が必要で、貴方にはワタシが必要でしょう。だから一緒の墓に入ろう。

 

これからも末永く、よろしくね。2人でたくさん苦労しながら、一緒に苦労しながら、生き続ける限りこの心臓を動かそう。

 

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