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コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

仕事のはなし

人に嫌われてもいいっていうのは、どこかで真理なんじゃないかと思う。でもきっとそれは、何十通りと言われてきたことかもしれないけど。上司と後輩の指導に関してミーティングをした時に、「わたしは部下に嫌われても良い」と言い切った。そして彼女は本当にそれを有言実行してる。だからこそ時にはやり過ぎるその言動で、社内の悪口大会の際には名前が浮上するぐらいには。

時に鬱陶しく思うことや、怯えることもあるけど、彼女はかっこいい人だと思う。

 

 

 

まだ入社4ヶ月目にして、同じチーム内での後輩ができた。彼女はわたしと同じようにいまの業界は初めての勤務なので、分からないこともたくさんと思う。それでも健気で業務を遂行しようとする姿勢は見せてくるので、指導するこちらにも気合いが入る。しかし何処かで「細かいことに逐一うるさいな」と思われていたらどうしよう?と人に嫌われることの恐れを感じる。後輩の顔色を伺うながら引き継ぎをしては、彼女のためにも自分のためにもならないのは十分に承知してる。自分の弱い部分が顔を出して「それ以上はやめたほうがいいんじゃない?」って危険信号を出してくる。

目的も答えも、どうするべきかさえも見えているのに、恐怖心がどこかで支障をきたしてくることが邪魔で仕様がない。

 

部下や後輩に慕われたいな、この人の下に就いてよかったと思ってもらえる人になりたいなと思うけど。わたしだってまだ新人の身で、今は自分のことに身を費やす時間だなんだよな。会社の人間は入れ替わりが激しかったので入社数ヶ月で後輩ができてしまうこともあるけど、まず一番に考えるべきは自分の立場や業務だ。一人で歩けるようになって初めて自分の持ってるものを引き継いで行く。なかなかスピード感のある毎日なので、自分のことも後輩の面倒も見なくてはいけなくなる。それでも弱音は吐いてられないし「出来ませんでした」じゃ済まされないのが社会なんだよね。「しょうがない」で終わらない責任感を学ぶために、いま仕事で吸収すべきことはたくさんあるんだ。

 

わたしは社会人としてのスタートがあまりにも多くて、きっと周りの同年代に比べると劣っている部分はたくさん。それでも自分のリスクを崩さないように、今を維持して一年間頑張る。そして次のステップへ少しずつキャリアアップしていこうよ。焦る必要はないと思うんだけど、「これ」という目標だったり道筋はしっかりこの一年で固めておかないとレベルアップはできない。

量と質のバランスをうまく掴むために、この1年は勝負の年だよ。頑張ろうな。

華金多幸

最高の華金を過ごした。

 

先週の華金はビールを飲むぞ!と意気込むも、一人で日高屋に立ち寄り飯と餃子を食って無事に家路へ。お腹おいっぱいになってビールを飲む元気もなく、一人で休日前夜の夜をしっぽりと楽しみながら過ごした。

 

翌週の華金。昨日は友達と飲む約束をしていたのだけど、せったくだからと思い彼氏に声をかけてみたもので。「今日会いに行ってもいい?」と連絡を入れてみれば「たのしみ!」という旨のスタンプが送られてきた。当初の予定を変更し、彼のもとへ駆け出すと言わんばかりにハチ公前で待ち合わせをしたんだ。

彼はとても忙しくて、今の仕事を心から楽しんでいる反面、休みのない日々に疲弊しながら健気に頑張っていた。日々の中で思考する努力の源が実って業績をしっかり残しながらスキルアップに励んでいる姿はかっこいい。

二人で行き当たりばったりのように渋谷から下北沢でふらっと降りる。駅前を何度もぐるぐるして、どこに入るでもなく歩き続けた。良いお店に出会うこともないので、このまま明大前まで行こう!という話になり、ファミマでビールを買って飲み歩く生ぬるい夜は最高だったね。

「疲れた?元気出た?」と気にかけてくれるその言葉一つとっても、彼との過ごす時間は多幸感に溢れている。一年半の間で様々な時間を共にした私たちの色は、まだ瑞々しく鮮明な輝きを忘れていないみたいで、安心感と心地よい緊張感がある。愛してるし恋もしてる。

明大前までつくと各停に乗って彼の家へと帰る。電車の中でたわいもない話をしながら、あっという間に駅に着いて。「何か食べる?」と二人で相談をしながら、近くのお弁当屋さんでチキン南蛮と油淋鶏弁当を買う。ビールを飲みながら出来立てのお弁当を頬張り、のんびり二人の時間を過ごす。

 

本当に痩せたね、頑張ったねと彼はわたしを優しく抱きしめてくれるので心地が良い。「お仕事お疲れ様」とお互いを労って、くっ付いたり離れたりする時間は、このために生きてるのかと思うくらいの多幸感がそこにあるんだ。

抱きしめて良い?って、気が向いた時に近寄ってくる姿や、ふいにキスをしてくるいたずらっ子みたいなところも好きだな。

 

一人の夜も最高だけど、やっぱり愛してる男と過ごす夜はすごく幸せだ。どこに行くでもなく、なんでもない日常の延長線上を二人で刻んでいるだけで立派なデートだと思う。どこか行かなくてもいい、安心できる家の中で、互いの時間を刻みながら、気が向いた時にキスをしたりお酒を飲む程度の過ごし方が一番心地よくて幸せだ。

 

ほっといてくれよ

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雨が深々と降っている土曜日だな。外は湿気に包まれて、地面が濡れていることにも気づかずに意気揚々と洗濯機を回して失望してた朝。雫が地面にぶつかる音は、わたしの耳に届かなかったのか。

 

あんなに楽しみにしていた休日は何もすることがないし、どこにも行くところはない。友達に紹介してもらったスペイン料理のお店に行く予定があるけど、腰が重くてどこにも出かけたくない。今の仕事と平行して副業を始めるなんて自分には荷が重すぎて断ろうとしたけど、人が足りないというバングラディシュ人の押しに負けて土日だけ出勤することになったかもしれない。行きたくないな

 

いまの会社はライター志望として入社した。いざ仕事を始めてみると業務内容と言えば主にウェブディレクター。会社で請け負っているサイトの運営をする仕事だった。サイト内に載せる記事を調査して、どういった流れでやって行くか思案する仕事。それでも自分が与えられた仕事をまずはこなしていこうと奮闘するうちに、今後いまの業務でどういった目標を持って仕事を遂行するべきなのかというビジョンが最近少しずつできてきた。

上司もわたしの向き不向きを考えながら仕事を振ってくれるので、持っている武器とまでは言わないけど、自分の術をより磨けているように感じる。ウェブディレクションの業務といっても、主に上司が設立した運営サイトのお手伝いばかりだ。それでも自分が手をかけて行った小さな実績でサイト自体に動きが現れるのは面白いんだよね。主に文章の構成をしたりブラッシュアップを手がけるのがいまの業務。些細な業務の中にも細かいディテールにこだわることによって、サイトの運営を促す鍵がたくさん含まれている。将来的に自分がひとつのサイトを受け持つようになった時に心得ておくことばかりで毎日勉強になるんだ。

 

そんなある日、休憩時間の喫煙所で他の上司たちが不平不満を口にしていた。その対象となる人物はわたしの直属の上司。確かに彼女(上司)はかなり問題のある人間だと思うし、それが原因で何人かの人間がやめてしまうこともった。わたし自身も上司のことで頭を抱えて、業務中に泣きそうになったこともある。でも彼女は間違ったことばかり言ってるわけじゃないと思う。

わたし自身も喫煙所に屯ろした上司に彼女のことで「大丈夫?」と声をかけてもらい、話を聞いてもらったことがある。不平不満もぶつけた。しかし上司の業務遂行に対するプロセスに対しては何も不満はなかった。それだけ真剣に取り組んでいるからこそ、会社の中で一番大きな実績を残しているのは事実だと思う。なあなあでやっている人たとに彼女の業務形態に対して何か文句を言える立場じゃないのになって感じた。

もちろん喫煙所にいる上司たちがいう、彼女への不満も一理あるところはあるんだ。彼女のやり方は少し強引だし、傲慢さもあって部下がついていけない。自分一人で全てのプロジェクトを立ち上げてしまったせいか、チームプレイがうまくできないところがある。改善した方がいい点や、社内の多くの人間が問題視する部分は多少あれど、あの人の強みはしっかりと結果を残していること。

「結果がそんなに大事なのか?」と言っていたけど、仕事で大事なのは結果じゃないのかな。会社に貢献して業績を残し、結果を残すことを目的として日々思考を凝らす。もちろん過程も大事だけど、その先に明確な目的や結果を立てないと、ガムシャラにやっているだけじゃ次のステップには進めないんだ。

 

その悪口大会は直属の上司を心底人間として否定するような物言いに発展し、みんなでこっそり共有して笑っているみたいで気持ち悪かった。

そこにいた人たちも上司も、みんないい人だけど、みんなが嫌いになりそうだった。

だってしまいには彼女が持病で拗らせている喘息の咳き込みに対しても「うるさい、業務の支障になる」って言い出し、すごく悲しくなった。彼女の直属の部下として働くわたしに対して優しく声をかけてくれたその人の意図は、悪口大会に引き込んで味方を増やしたいだけだったんじゃないのかさえ考えた。

正しいことは正しいと、時には武器を持って一緒に戦ってくれる味方だと思ってたけど、検討違いだったのかな。彼女の下では働く人が可哀想で心配だという気持ちの裏側に自分自身が相手に対する「嫌い」という気持ちが透けて見えてた気がした。大人なんだからもっとうまく取り繕ってほしかった。助けようとしてくれる気持ちの裏側に、自分の個人的な感情が八割含まれているくらいなら、助けてくれなくていい。

わたしはわたしで自分なりに歩けるので、その界隈に引き込んで巻き込むなよって話。

 

すごくずるい話をすると、悪口を言っていた人々は結局のところ違うプロジェクトの人間だし蚊帳の外だから好き勝手に吐き出せる。でもわたしは現に当事者として彼女から様々なことを教わっているし、蚊帳のど真ん中にいるんだ。いつも気が気じゃないし、怯えてるし、嫌なところも良いところも、誰よりもたくさん目にしてる。立ってる場所があまりにも違いすぎるのに同じ場所に引き込まれたら、わたしの立場もなくなる。事を荒立てないように、今やるべき事を吸収できればそれでいい。

わたしは大丈夫なので、あの、なんかもう、ほっといてくれませんかって感じ