コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

当たり前田のクラッカー

独立洗面台の照明は明るくて、スキンケアやお化粧も捗る。お風呂はいつでも一定の温度を保ってくれて、どんなに長く浸かってもホカホカ。シャワーの水圧も強いから、すぐに泡も洗い流せるんだ。

ベッドが広いから二人で仰向けになっても余裕で眠れるし、寝返りだって打てる。ちょうどいい硬さのスプリンが身体の重みを受け止めてくれる。秋春用の掛け布団は薄いけど、すごく暖くて快適だな。枕も二つあるから、取り合いになったりしないんだよ。

家に帰ればパッと明るい部屋がそこにある。ソファにどかっと座って液晶が美しいテレビを見ながら一休みだ。キッチンも中腰になって料理をする必要がないね。氷も勝手にできてるから、製氷皿にお水をこまめに入れなくていいし。冷蔵庫は大きすぎて、なんだか手持ち無沙汰になってしまいそうなほど。

 

これが当たり前の生活なのかもしれない。今までのように、狭いベッドで眠ったり、霜ができる冷蔵庫もないんだ。

これまでだって、ずっと楽しかった。限られたものの中で、自分たちの生活を作ってきたよね。今度は二人で一から生活を作る時が来た。快適な暮らしに、また一つ色を載せてく。実感がわかないようで、いつか当たり前になる毎日なるのかな?まだ足りない物は多いけど、少しずつ、これまでと同じように二人の居場所を作っていきたい。