コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

後出しジャンケンでもかっこよく決めたい

結婚指輪とか、プロポーズとか、結婚式とかさ、そんなキラキラした世界に昨日まで憧れてたんだけど。今日になって気持ちが少し晴れやかになったとき、私なりの形でいいじゃん?って転換できるようになったみたい。

泥酔してる中でパカっと蓋を開けて見せられた25万相当のインゴットでプロポーズでもぜんぜんOK。結婚式なんてあげなくてもいいよ。友達たくさん呼んで、スペシャルかわいい服を着てお祝いしようよ。新婚旅行はずっと夢だった好きな人と鹿児島に行くことを叶えてね。イベントの規模の大きさじゃなくて、あなたと出会えたこと自体がハッピーだから。

ツイッターでよく見る華やかな結婚式とか、彼からのプロポーズとか、幸せがたくさん溢れてる。「籍をいれました!」ってキラキラした色とりどりの写真は、本当に喉から手が出るほど羨ましいのは事実なんだけどね。私も当たり前に畏まったプロポーズとかされちゃって、ドキドキしながら夜景の見える場所で薬指にリング嵌められることとか、ちょっと想像することもあった。それ全然私たちっぽさないかも?って、これは妥協じゃないから。

 

別に個性的な人生を楽しみたいわけじゃない。他人と違うことに満足できる年齢じゃなくなっちゃった。

だからといって、何百万の華やかな結婚式を挙げて、多くの人々を巻き込んで披露宴を開くのも趣味じゃないでしょ?全然イカしてないウェディングドレス着るより、TOGAのワンピースとか着てコンバース履いてる方がかっこいい。たぶん私たちは、そういう感性が同じ方向を向いてるから、やりやすいんだよね。

 

ある人と話してたこと。彼も結婚を目前にしていて、結婚指輪や式の日取りなど、いろんなことにお金を滝のように使ってるみたい。ディズニー大好き彼女のために、ディズニーホテルだ300万超の結婚式をあげるんだって。新婚旅行はアメリカのディズニーランドで、結婚指輪もディズニーのオーダメイド指輪。人生の大事なイベント全てがウォールトディズニーに侵されてるみたい。

それが羨ましい?と聞かれたら、たぶん違うって答える。私が求めてるベクトルとは異世界の話だと感じたよね。

 

人の愛や幸福は、十人十色。誰の芝生も青いけど、私なりの幸せを掴みたい。だって人生一度きりなのに、ダサい思い出なんて一つも作りたくないでしょ?後出しジャンケンでもいいから、かっこよく終わらせたいよね。

だから他人の芝生なんて糞食らえ。