コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

花見という名目だった飲み会から、雨で断念して友人宅で大勢の人々と飲んだ。お酒をたくさん飲んで、いろんな音楽を聴きながらまったりと時間は流れていって。笑いの絶えない空気に居心地を感じながら楽しんだ。

 

帰りは終電ギリギリになってしまい、合鍵で彼の部屋に入ると部屋の電気は微かに灯してあるだけ。彼はベッドに潜り込み眠っていた。「遅かったね」と言う彼は優しく抱きしめてくれて安心をもらった。

午前休を取ってくれたので、二人でのんびりと眠って、布団の中でふざけ合いながら時間を刻んでいく。途中で腹痛と気持ち悪さに襲われてどうにもいたたまれない気持ちになったけど。それでも二人でのんびり過ごせて本当に幸せだったね。ありがとう。

 

帰りは新宿まで出るルートで帰る。ふらっと新宿のルミネに立ち寄ると、季節の移り変わりで、からびやな店内に並ぶのは半袖の服ばかりだった。可愛らしい形をした袖の短い服たちを眺めながら、わたし一生着ることができないのだろうか?と考えた。

ボロボロの腕は、もう何年も露出することなくなってる。外出の際には黒いウォーマーを付けて出掛けることがデフォルトになった。ウォーマーを付けていると半袖の服のデザインは限られてしまう。女性らしい少し特徴的なデザインは、それを一枚で着ることで、美しく映えるはずなのに、腕に黒いカバーをつけているとおかしいから着ることができない。

 

なんでも、半袖のワンピースを着たい。

 

自分が行ったことに後悔はしていないけど、それでもわたしは、纏えるものが限られてしまうことに悲しさを感じる。