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同人誌のすすめ

アニメを題材にしたエロ同人誌は、既にストーリーが構成された上で、そこにエロ要素だけを加えているので大概お決まりのワンパターンシチュエーションでマンネリ化してくる。アニメキャラクターたちの普段見せることのないヤラシイ一面を垣間見れるという利点に力を入れ過ぎて官能的なシチュエーションに対するディテールが行き届いていない。
女性の愛撫表現も建前として取って付けたような簡単なもので済ませてしまい、男性への奉仕的な表現もワンパターン化している。エロというディテールに力を入れるよりも、イラストのタッチや、キャラクター同士でのストーリーを重視していることが多く、純粋にこだわり抜かれたエロ同人誌としの先入観を抱いて読んでも抜けない。

その点オリジナルの同人誌は、アニメという要素を含まないため、エロのディテールにこだわりを持たないと読者が目を向けてくれない。ただ可愛い女の子が奉仕し、一連のヤラシイ姿を表現するだけでは読者は満足しない。アニメという元の題材がない分、売り込む上でシチュエーションやディテールにこだわらないといけない。元の題材が無い分、作者が自由にストーリーを構成できるため、様々作品が世に溢れ、個々の個性が強く出るので面白い。

中にはストーリーを重視して進められていく作品もあるけれど、やっぱりエロのディテールに力を入れている作品が多い。女性に対する愛撫のこだわりや、言葉の選び方、奉仕や挿入時の描写もぬかりなくこだわり抜かれている作品が多い。

純粋にエロ漫画として楽しみたい人としては、オリジナルの同人誌は特におすすめだと思う。

アニメ同人誌が悪いと酷評するわけではないが、オリジナルと題材を元にしたアニメ同人誌はエロに対して求める視点が根本的に異なるように思う。
アニメという醍醐味があってこそ、そこに後付けされたエロ要素を含めて興奮する場合と、純粋にただエロを楽しむ2パターンなのだろう。作品によっては特殊なキャラクターの立ち位置で特殊なシチュエーション表現を行ない、逆にまた興奮を駆り立てるようなアニメ同人誌も多くはないけれど存在する。

中には有名どころでいえば、東方はストーリーが確立されていないので、同人誌は割と自由に作り手の個性が現れる。キャラクター同士の絡みは勿論、オリジナルの第三者が現れてキャラクターたちと弄り合う上で、新たなシチュエーションやストーリーが構成されている作品も少なくない。アニメ関係なく純粋にエロを楽しみたい人には、東方の同人誌は手に取ってみても悪くないかもしれない。