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コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

無題


好きという気持ちだけでは大切な人とずっと一緒にいることは出来ないんだね。ただ、がむしゃらに好きという気持ちだけをぶつけているだけでは、いつか何もかも壊れてしまう。
時が経過していくごとにいろんな物事は変化していく。最初から最後まで何ひとつ変わってしまうことなく進んでいくことはなくて、日々小さな変化を遂げて大きく形を変えていくんだ。

いま私の隣に彼がいる真実さえ、時が経てば変化を遂げていく。ただ愛しているだけではずっと一緒に居ることは出来ないね。隣にいる事実だけを噛み締めて、あぐらをかいてた。隣に居ることが当たり前だと思い、怠惰な気持ちを抱きながら毎日を淡々と流れ作業のよう過ごしてたよ。

誰かと生きること、誰かと未来を一緒に築いていくことなんて全然よく分からなかったよ。きっと今でもよくわからない。好きで居ることだけが正解だと思っていたし、ただがむしゃらに好きでいることしか出来なかった。たくさん愛情を注げば一緒にいることが出来ると思っていたんだ。

声をかけたら返事をしてくれたり、たまに頬にキスをしてくれたり、些細な日常の繰り返しは必然の積み重ねなんだよ。必然の要因は日々生活の中での小さな努力が築き上げて守っているんだ。彼の笑顔も声も頬のキスも、それは自然の流れで生じた偶然じゃないんだ。ある要因が積み重なって必然として確かに存在している。
ただただ、流れに身を任せて生きて、ご飯を食べて、寝て、自然にすべてを委ねていたら、きっといつか本当に何もかもを手放してしまう。私は人と一緒に生きている。手放したくないものが、守りたいものがここに存在している。失って怖くないものなんて何一つとしてない。

好きで居てもらえて、好きで居て、双方の好意的な感情が同じ方向に向いているだけでは、人はずっと一緒にはいられないんだよきっと。