コインランドリー

ありふれたような、日常の流れです。

イライラが止まらなくて些細なことで喜怒哀楽が起こるのは疲れる。今日の自分の判断と誰かの判断は正しかったし偉いと自分を褒める。自宅に帰って冷たい布団で寝る。これでいいんだよね。

 

気を使って改札越しに合鍵を渡した。少し一緒に居られる時間もなく電車に揺られて帰宅したのは23時を回った頃。これでよかったんだよ。今は誰にも会いたくないしうまく喋れないからさ。それでも電車の中で傘を落としたおじさんを見てなぜか涙が出た。

 

仕事はイライラすることばかり。時間の経過が長くて、タバコを吸いに。外はまだ寒いね。電車に揺られて立川に向かう途中、これから毎日この電車に乗るのだと考えたら全然ワクワクしない。

 

今は誰かの自慢話も不幸話も聞きたくない。みんな好きに生きて勝手にやってほしい。誰にも会いたくないし、誰とも話したくないんだよ。

 

ただ唯一の救いだったのは

「あなたもわたしに会いたくなるんかな」

という質問に

「なるよ」

って返事がきた時、わたしも誰かにとっての会いたい人でよかった。きっとむかしだったら

「どうかなー、会うと面倒だから!」

とか言ってクソ死ねって思ってたんだろうな。ほしい言葉を知ってる人はずるいね。ちゃんと愛されてるんだな。

無碍にしちゃいけないよこの想いや気持ち。

 

辛いな。

飲み会だから化粧をしようとか、彼氏に会うから化粧をしようとか、そういう当たり前のことを誰かに褒めて欲しい。

東京の鳩は人を怖がらないし、向かって来るからすごく怖い。

今日は仕事が終わったら物件の契約をして、鍵をもらいに行ったら、入れ替わりに鍵を彼に帰す。あんだけ寂しいとか無理とか思ってた感情は化石化して二度と発掘されることはないんまろうな。今日は雨が降るみたいだし、鼻の点鼻薬を忘れて苦しい。朝ごはんにおにぎりとチョコレートを買った。たくさん寝たのに眠い。

色々と気持ちがむちゃくちゃする。人の優しさも、素直さも、誰かの性質も許せない夜があるんだよね。優しくならない夜が。最初から優しくなんかないのに。

 

どこの誰に呟くわけでもないのに、私の言葉が誰かに届いて冷やかされたり、馬鹿にされたりすると、そんなのもう何億回だってぶつけられてるし慣れてるはずなのに許せない時がある。

それでもなお、誰かに自分の主張を聞いて欲しい時があるから一人でそっと話し続けら。もうあの頃みたいに一生懸命に私の話を聞いてくれる人はいないんだ。

 

誰かに必死に何かを訴えかけても、どこかで「この人は上の空なんだ」って気持ちになる。

お父さんの説教を聞いてるみたいな、お母さんが酔っ払った時の愚痴を聞いてるみたいな鬱陶しさを抱えながら耳を傾けてるフリをしてて。本当は私の言葉なんて誰にも届いてないんじゃないのかなあって思う。

 

お父さんは酔っ払うとよく「俺は子供を大事に思ってるんだ」って言う。きっと本当に大事に思ってくれると同時に、とても不器用で、いつも嫌われることを恐れてるんだなって感じる。「家族は誰も俺のことを好きじゃない」ってセリフの裏側には一番大切にされたいって気持ちが嫌ほど伝わって来る。

お母さんはぶっきらぼうで、サバサバしてるけど、本当に大事な時は火事場の馬鹿力を出してくれるような人で。優しくはないけど、本当に嫌なことはしない。お父さんは優しいけど、嫌とか嫌じゃないのラインを抑えられない。お互いの悪いところもいいところも、全部背負って大人になってこれましたか?

 

 

 

最近読んでる漫画は大人の恋愛漫画で、こんなもん糞食らえって毛嫌いしてたのに、意外と読んでみると面白くて。

働く人にとって「都合のいい人間」がいい男やいい女であるなら、私はどうなんだろう。でも、いい女でも悪い女でも、どっちに転んでも幸せじゃないな。歩み寄る余裕がないぶん、都合のいいポジションに置いておく手納具合が丁度いいと言える女になりたかった。

 

まだまだ私は若いけど、それでも24歳の私は今年25を迎えるから、もう少し賢く人を騙したり、楽しませたり楽しんだらして人生をのらりくらりと生きていくべきなのかな。

  

 

 

「お前はずっと悲しかったけど、最近楽しそうでよかったよ」と言われたんだけどさ。私は本当にずっと悲しくて今は本当に楽しそうなのかな?と疑問に思っけど、あんまり考えてもいいことはないから、明日も電車に乗ることと仕事をすることを頑張ろう。